画像のマーカーでは-55dBcと基準以内に収まっておりますが,連続送信で終段のBS170がやや熱くなってきました。CW運用には差し支えない程度ですが、おそらくLPFコイルの改修(1turnずつ巻き数を減らす)によってLPFの入出力と終段の出力とのインピーダンス不整合が大きくなったことが原因と考え、改めてLPFを設計し直しました。
再設計したLPFの各定数は以下の通りです。
(設計条件:fc=14.7MHz, fs=22.0MHz, Apass=0.05, Zin=Zout=50Ω)
C66 180pF
C67 -
C68 150pF
C69 270pF
C70 150pF
C71 270pF
C72 220pF
C73 -
L6 0.778uH (T37-6 core 16Turns)
L7 0.875uH (T37-6 core 17Turns)
L8 0.778uH (T37-6 core 16Turns)
L5とC65は、以前の改修例でOKです。
この改修により、3倍高調波は-60dBc以下に抑えられると同時に出力は13.8V電源で3W以上は確保、受信感度は-145dBmのキャリアが耳で聞こえる程度まで向上しました。
2倍高調波レベルはほぼ変化なく十分抑制されています |
8/25,26に東京ビッグサイトで行われるハムフェア2018では直接会場での頒布予定はありません。事前にご連絡いただいた方のみ当日お渡しは可能です。
JARL QRP Clubブース(J-18)で可能であればVNシリーズの展示を考えています。